“Historic Concerts” (1979) Max Roach and Cecil Taylor

Max Roach (drums) Cecil Taylor (piano) 

Historic Concerts
Max Roach
Soul Note Records
1994-06-15


 モダンジャズの大御所Max Roachとフリージャズの大御所Cecil TaylorのDuo、ライブ録音、イタリアのSoul Noteから。
 モダンジャズではなく、激しい系フリージャズ。
 まずまず静かなドラム、ピアノのソロ演奏からスタート、経つこと十数分、そこから怒涛のDuoがスタートします。
 各四十分の二つのパート。
 テーマらしきパートを経てビートが入ると、激しい打撃音と超高速転げまわりピアノ。
 ピアノの音の変化に合わせて追随するドラム。
 地雷の炸裂のようなバスドラ、重戦車のような打撃音の洪水の中を飛び、泳ぎ、転げまわるピアノ。
 他のCecil Taylor諸作と比べると、バスドラが強い事も含めて重めに聞こえます。
 重量級の取っ組み合い。
 ドラムはモダンジャズよろしく、かどうかはさておき、キッチリと変化に対応します。
 ブレーク的な部分、音量が落ちる場面などなど、抑揚もあり、少しずつ景色は変わります。
 が、激しい音の洪水、エネルギーの放射に唖然とするばかり。
 これは凄まじい。
 そして、高揚感の中、ピタリと止まるドラムと名残惜し気に細かく高音を刻むピアノ、第一部のエンディング。
 第二部、さまざまなパーカッションの妖しい音とメロディとコードが前に出た感じのピアノの絡み合いで静かに始まり、徐々にテンション、音量、スピードを上げながら開始される戦闘・・・
 終盤、ようやく落ち着きを見せ、ソロピアノでの静かでメロディアスな場面が訪れますが、それも束の間、再び激しい戦闘が開始され、激情のクライマックス。
 お化けのような二人。
 超人たち。




posted by H.A.