“Silent Tongues” (1974) Cecil Taylor

Cecil Taylor (piano)

Silent Tongues
Cecil Taylor
Black Sun Music
2019-02-15


 Cecil Taylor、1970年代のソロ演奏、モントルージャズフェスティバルでのライブ録音。
 方向感を探るような漂うような陰鬱な演奏から静かにスタート。
 数分でスイッチが入ったかのように、一気に始まる疾走。
 もだえるような低音と、それを開放するかのような高音の疾走。
 一瞬の間断挿みつつ、次々と変わっていく展開。
 鳴り響く不協和音、疾走と徘徊の交錯。
 あるフレーズを繰り返していると思えば、また形を変えた次のフレーズの繰り返し。
 同じ形、同じ強さの無い、それでいて一定の鼓動を持つ波のような音の動き。
 数えきれない大小の波動は徐々に激しさを増し、超絶な疾走のクライマックスへ。
 それが突然ピタリと止まって一編終了。
 これは凄い。
 さらに第一編の流れを引き継いだように激しい動きから始まる第二編。
 約二十分、テンションが落ちることのない波動、凄まじい演奏が続きます。
 後はアンコールなのかどうか、数分の短いパートが二編。
 クールダウンするかのように始まるものの、気がつけば怒涛の連打・・・
 あな畏ろしや・・・
 さて、余談ではありますが、激烈で美しいKeith Jarrett “La Scala” (Feb.1995) のジャケットのデザインがこれと似ているのは何か意味があるのでしょうか?
 確かにこの種の音楽を意識していたようにも聞こえたりもしますねえ。
 が、こちらのオリジナルジャケットはデザインが違うようですね・・・
 さて・・・? 




posted by H.A.