“Tin Tin Deo” (1977) Kenny Burrell
Kenny Burrell (guitar)
Reggie Johnson (bass) Carl Burnett (drums)
時代はフュージョン隆盛期ですが、どこ吹く風のジャズ&ブルース。
が、音のイメージは変わっています。
明瞭になって艶が出て、ほどほどのリバーブが掛かった心地よいギターの音。
1950-60年代だったら血沸き肉躍る系になっていたんだろうなあ、ってな楽曲がとても穏やかでオシャレな感じに聞こえてきます。
新時代のジャズ、なんて感じでは全くありませんが、少し沈んだムード、突っ走るところでは突っ走る相変わらずの演奏、聞き慣れたスタンダード、ブルースが何か新しいモノのよう。
落ち着き払った余裕たっぷりの美しいジャズ。
ご本人は何も変わっていないのかもしれません。
やはりブルージーでハードボイルドなジャズギター。
posted by H.A.