“Tequila” (1966) Wes Montgomery
Wes Montgomery (guitar)
Ron Carter (bass) Grady Tate (drums) Ray Barretto (conga) George Devens (vibraphone) and Strings
Wes Montgomery、ポップジャズの入り口辺り。
Creed Taylorプロデュース、アレンジはClaus Ogerman、Verveから。
柔らかなオクターブ奏法で奏でられるヒットチューンのメロディ。
とてもさり気なくて優雅なストリングス、涼し気なヴィブラフォン。
が、ここでの主役はあくまでギター。
インプロビゼーションのスペースがたっぷりとられ、ストリングスはあくまで背景の彩り。
ポップなテーマに怯まず聞き進めると、後はちょっと沈んだムード、ブルージーさもそこかしこ、Wesさんの世界。
過渡期なのでしょうが、たっぷりのジャズの香りとポップス化しようとする試行が入り混じりつつも、なんだかんだでジャズの勝ち。
結果、ジャズに優雅さが加わりとてもいい感じ。
過渡期な感じも含めて、とてもカッコいい隠れ?名作だと思うのだけどなあ・・・
それにしても何ともカッコいいジャケット。
これ見よがしなような、さり気ないような。
ライムの香りが漂ってくるような。
音の方もそんな感じですね。
posted by H.A.