“Smokin' at the Half Note” (1965) Wes Montgomery

Wes Montgomery (guitar)
Wynton Kelly (piano) Paul Chambers (double bass) Jimmy Cobb (drums)

Smokin' at the Half Note
Wynton Trio Kelly & West Montgomery
Apo
2013-11-12


 Wes Montgomery、言わずと知れた名作ライブ+α。
 サポートは"Kind of Blue" (1959) Miles Davis所縁、傑作"The Incredible Jazz Guitar” (1960)のピアノトリオ。
 この頃Milesさんはメンバーを一新してしばらく、“Plugged Nickel”(Jul.1965)辺り、遠い所に行きかけている時期。
 Wesさんもポップス混じりにそろそろ行こうかな、ってな時期なのでしょうが、こちらは掛け値なしの正々堂々、王道モダンジャズ。
 テーマ一発、シングルトーンからオクターブ、そしてコードかき鳴らしの怒涛のギターソロ。
 ピアノに選手交代してもこれでもかこれでもかと続くブルース、シングルトーンの転げまくるソロ。
 そしてモダンジャズの王道ベースのコンパクトなソロ。
 そんな”No Blues”でぶっ飛んで、”If You Could See Me Now”で落ち着いて、そこからはスタジオ録音。
 ライブの空気感はそのままに、バウンドするブルース、名曲”Four On Six”の再演で突っ走り、”What's New”で静かに幕。
 CDではLPレコード別盤のライブ音源が追加。
 こちらは少し落ち着いた印象ですが、名手たちの手練れたジャズな演奏は変わりません。
 気合一発、ギミックなし。
 あの時代のニューヨークの日常。




posted by H.A.