“Catch Me” (1963) Joe Pass
Joe Pass (guitar)
Clare Fischer (piano, organ) Ralph Peña, Albert Stinson (double bass) Colin Bailey, Larry Bunker (drums)
ピアノトリオまたはオルガントリオとのオーソドックスなジャズ。
いかにも西海岸風、ちょっと洒落た感じにアレンジされたジャズスタンダードたち。
涼し気でまずまず落ち着いた演奏ですが、後の超絶速弾き、ってな感じがたくさん。
スロー、ミディアムテンポでも、旋律の合間々に高速なオブリガードが挿まれ、アドリブになるとたくさんの音符が並べられていきます。
もっと弾かせろー、なんて思っていたのかどうかはさておき、そんな風に聞こえてきます。
ま、この頃から規格外だったのでしょう。
もちろん、速く弾いてもスムースでメロディアス。
それが西海岸的な軽くて洗練されたサウンドとマッチしていい感じ。
Joe Passさんの後の作品、血管切れそうな超絶系と柔らかで涼し気系に分かれるように思いますが、ここではその中間、少々後者寄り。
Joe Passさん、まずは序章、軽快で心地よいジャズ。
posted by H.A.