“Who Is This Bitch, Anyway?” (1975) Marlena Shaw

Marlena Shaw (vocals)
Benard Ighner (piano, flugelhorn) Mike Lang, Bill Mays (piano) Larry Nash (electric piano, synthesizer) Dennis Budimir, Larry Carlton, David T. Walker (guitar) Chuck Rainey (electric bass) Chuck Domanico (bass) Harvey Mason (drums, wind chimes) Jim Gordon (drums) King Errison (conga) and strings, horns, woodwinds

フー・イズ・ジス・ビッチ・エニウェイ
ジム・ゴードン
EMI MUSIC JAPAN(TO)(M)
2009-03-25


 Marlena Shaw、1970年代ソウルの名作。
 冒頭のストリートトークが終わるのを我慢強く待つこと三分強、極楽のようなファンク開始。
 加減速を繰り返すリズム、ウネウネと動きまくり跳ねまくり突っ走るベースに、余裕たっぷり、堂々、朗々としたVoice。
 続いて胸キュン(死語!)なギターが彩りをつける甘いバラード二連発”You Taught Me How to Speak in Love”, “Davy” ときて、あのエバーグリーン“Feel Like Makin' Love”。
 このエレピとギターが聞こえると周囲は秋のセントラルパークに・・・って制作はロスでしたかね?
 B面に移っても、うなるベースにフワフワしたエレピ、くすぐるような、ヴォイスに絡みつくような胸キュン(死語!)ギター。
 終盤、これまた名曲“Loving You Was Like a Party”でドカーンときて、2ビートをストリングスで彩った少しノスタルジックなエンディング。
 汗が飛び散る1960年代ジャズ、ソウルから、世は洗練されたポップス色が強くなってきて、“Songs in the Key of Life” (1976) Stevie Wonderの直前期。
 4ビートのカッコいい場面があるのはさすがBlue Noteさんなのですが、モダンジャズはこのあたりでギブアップ・・・かどうかはわかりませんが、とにもかくにも都会的に洗練された1970年代ソウルのカッコよさ全開。
 全編その塊。



posted by H.A.