“Shift in the wind” (1980) Art Lande, Gary Peacock, Eliot Zigmund

Art Lande (piano) Gary Peacock (bass) Eliot Zigmund (drums)

Shift in the Wind
Gary Peacock
ECM
2008-12-19


 Art Lande, Gary Peacock, Eliot Zigmund、1980年のピアノトリオ作品。
 Gary Peacock視点では、あの超名作“Tales Of Another” (1977)、“Standards, Vol. 1” (1983)の間での制作。
 ピアノはフォーキー&クラシカルなアメリカンArt Lande、ドラムはBill Evans所縁のEliot Zigmund。
 フォーキー&クラシカル、そしてリリカルなピアノ。
 いつものように饒舌、強いテンションを加え加速を促すような激しいベースの動き。
 それに呼応するようにテンションを上げようとするピアノ。
 が、何曲かのフリーな演奏を含めて、遠い所に飛んで行ってしまいそうで踏み止まります。
 Keith Jarrett的でないことはもとより、Bill Evans的でもない、あくまでノーブル&スムースなピアノ。
 危ういようで、アンバランスなようで、落ち着くところに落ち着いてしまいます。
 Art Landeさん、この期1970年代ECMのピアニストとしては異色なのかもしれませんが、21世紀ECMには何人もいそう。
 平穏な音が流行る時代になったのか、それとも時代が追い付いてきたのか・・・
 いずれにしても、ぶっ飛んでいるようで、上品で穏やか、そんな不思議なバランスのピアノトリオ。




posted by H.A.