“Elis Regina in London” (1969) Elis Regina
Elis Regina (vocal)
Antonio Adolfo (paino) Roberto Menescal (guitar) Wilson Das Neves (drums) and others, Orchestra
Elis Regina、1969年の名作&人気作、というよりも聖典なのでしょう。
超弩級ハイテンション・ブラジリアン・ファンク、事始め、怒涛のような音。
オーケストラが入ってはいますが、ベースはジャズサンババンドのはず・・・なのですが、激しく加速し、どこまでも疾走する爆発的なサウンド。
怒涛のパーカッションに、唖然とするしかないほどに凄まじいベース、叩きまくられるピアノ、時空を埋め尽くすかのようなブラス、ストリングス。
そんなバンドを背景にして、というよりも、それを煽り、先導して引っ張り続けるヴォイス。
そんなバンドを背景にして、というよりも、それを煽り、先導して引っ張り続けるヴォイス。
バラード演奏にホッとするのはつかの間、怒涛のようなハイテンションな音がこれでもかこれでもかと続きます。
もう、血管切れそう。
優雅なはずのブラジル曲が激しさ120%。
”Wave”なども収録されていますが、やわなボサノバなんて期待してはいけません。
気合の入った、てやんでえ、ってな”Wave”。
紛うことなく大名作ですが、ボサノバ、ブラジリアンポップスを聞こうとしてここから入ってしまうと火傷する人も少なくないでしょう。
そんな灼熱のブラジリアンファンク。
posted by H.A.