“Elis” (1966) Elis Regina
Elis Regina (vocal) and others
ブラジルのカリスマElis Regina、1966年の”Elis”。
ブラジリアンポップスですが、普通のボサノバ、サンバではない、ドラマチックな音。
ジャズサンバコンボにコーラス、オーケストラ、Edú Lôbo, Gilberto Gil, Caetano Vellosoを複数曲、さらにMarcos Valle, Chico Buarque, Pixinguinha, Vinicius De Moraes, Milton Nascimentoといった、新旧、諸々の色合いの選曲。
編成、選曲だけ見るとこの先と変わらない感じなのですが、ポップス色があまり強くありません。
凝った構成の楽曲、編曲。
決して長くはない一曲々の中でビート、メロディ、色付けが次々と変わり、ストリングス、管楽器と相まって、クラシック、あるいは演劇的な要素も感じるドラマチックな構成。
決して長くはない一曲々の中でビート、メロディ、色付けが次々と変わり、ストリングス、管楽器と相まって、クラシック、あるいは演劇的な要素も感じるドラマチックな構成。
ボサノバでもサンバでもポップスでも、後のファンクでもない何かを模索しているようにも感じます。
それらを表現豊かに歌い綴る声。
ドラマチックなElis Regina。
posted by H.A.