“Brasileiro” (2018) Silva
Silva (vocal, piano, electric piano, synthesizer, guitar, bass, percussion)
Hugo Mciel (bass) Hugo Coutinho (drums) Edu Szajnbrum, Andre Paste (percussion)
Bruno Santos (trumpet) Roger Rocha (sax) Joabe Reis (trombone) Anita, Lucas Silva (vocal)
ピアノ、ギター、パーカッションに電子音、ときおりの管楽器、そして甘い声。
少人数での余白の多い空間、多くの場面で電子音を交えながらも、ナチュラルでアコースティックな質感のとても静かな音。
静かながら先端的なビートと電子音。
ブラジリアン・アンビエント・ポップスなんて言葉があるのかどうかも知らないけども、そんな語感がピッタリきます。
哀愁が漂うキャッチーなメロディはJobimのようでもあるし、甘い声はCaetano Veloso的、Vinicius Cantuária的でもあるし、ブラジリアンポップス以外、何モノでもない音の流れ。
過剰にとんがった所も突っ張った所もない、ナチュラルな質感。
が、やはり先端的な今の音。
今のブラジル、静かな名作。
posted by H.A.