“Vem” (2017) Mallu Magalhaes

Mallu Magalhães (vocals, guitar, piano, synthesizer, vibraphone)
Marcelo Camelo (guitar, bass, drums, percussion, órgãn, vibraphone) Davi Moraes (guitar) Dadi Carvalho, Rodrigo Amarante, Alexandre Kassin, Sidiel Vieira, Victor Rice (bass) Vitor Cabral, Maurício Takara (drums) Armando Marçal (percussion) 
and Horns, Strings

Vem
Mallu Magalhaes
Imports
2017-07-07


 ブラジルのシンガーソングライターMallu Magalhães、現代のMPB。
 ロック、フォークの色合いも強い、いかにも現代のブラジリアンポップス。
 ボッサなギターが少し聞こえた後は、しっかりしたビート、元気な現代的なポップス。
 さらに大人数のホーン陣がお洒落なオブリガードを加えつつの分厚めのサウンド。
 普通に明るくてポップで今風なようで、とんがった系のエレキギターやら、逆にちょっとノスタルジックな感じなどなど、いろんなものが混ざり合い、どこかひねった感じが全編に漂います。
 落着きよりも躍動感、疾走感。
 次々と押し寄せ、どこまでも前に進んでいく音。
 そんなサウンドを背景にした可愛らしく美しい声・・・と思っていたら、とんでもない所までぶっ飛んでいったり・・・
 堂々全てを占めるオリジナル曲はどれもキャッチー。
 一昔前ならば、どれをシングルカットしてもヒットしそうな感じ。
 凄い才能。
 同時期、同じように現代的に洗練されたブラジリアンポップス、なんだかんだでサンバの色合いも強い “Amor e Música” (2018) Maria Ritaと比べてみると、なかなか対照的で面白いかも・・・




posted by H.A.