“Claudette Nº3” (1970) Claudette Soares
Claudette Soares (vocal)
and others
ブラジルのボーカリストClaudette Soaresの1970年作。
エレキベースがうなるノリノリなサウンド、ファンク混じりの疾走曲からスタート。
混ざり合う相手がしっとりしたジャズから、ロック、ファンクに移行した感じのブラジリアンポップス。
バラードになっても躍動感は変わらず、ソウルっぽいホーンやらオルガンやらエレキギターのカッティングやら。
すっかり模様替えしました・・・ってな感じではあるのですが、オーケストラがあの時代を引きずっている感もあって、それがまた何とも微妙でいい感じ。
ヴォイスは変わらず、ビブラートたっぷり、吐息たっぷり。
明るく前向き、ノリノリのポップス曲で聞こえる、吐息が何とも・・・
アイドル然としたジャケットの明るい笑顔と、1970年代が明けました、ってな感じのおめでたいサウンドと、やはり夜な感じの艶っぽい歌。
ミスマッチなのでしょうけども、その不思議な混ざり具合と過渡期なサウンドがお好みの人も少なくないのでしょうねえ。
posted by H.A.