“Bossa Balanco Balada” (1963) Sylvia Telles

Sylvia Telles (Vocals)
Geraldo Vespar (Guitar) Gabriel Bezerra (Bass) Juquinha (Drums) Jorge Ferreira Da Silva (Alto Sax, Flute) and Orchestra


Bossa. Balanco. Balada by SYLVIA TELLES
SYLVIA TELLES
Imports
2014-08-05


 ブラジルのボーカリストSylvia Telles、ボサノバを中心としたMPB。
 全編にオーケストラを配した優雅な音。
 しっとり系の美声で、多くがスローテンポに聞こえるような、ゆったりとしたタメを効かせた歌い回し。
 ジャズボーカリストっぽい強いビブラートを含めて、これまたとても優雅。
 Jobimの有名曲を数曲取り上げ、他も郷愁たっぷりのブラジル曲。
 いろんなアレンジが仕込まれていて、さりげなく攻めた感じの凝ったアンサンブルもちらほら。
 ときおり前面に出るジャジーなサックス、ミュートトランペット、ヴィブラフォンを含めて、しっとりとした夜のムード。
 っても淫靡な感だったり、マンハッタンな感じだったりではなくて、クールさもほどほど、ベタつき過ぎないほどよいバランス。
 1960年代のリオの夜って、こんな感じだったのでしょうねえ。
 そこにトリップ出来そうな、心地よい音。




posted by H.A.