“U.S.A.” (1961) Sylvia Telles
Sylvia Telles (vocal)
Barney Kessel (guitar) Calvin Jackson (piano) Al McKibbon, Joe Mondragon (contrabass) and orchestra
ブラジルのボーカリストSylvia Telles、ジャズボーカル色の強いアルバム。
タイトル通り、アメリカ西海岸のジャズメンとのセッションを中心に、一部でオーケストラを従えた演奏。
4ビートの場面もたっぷりなジャズ寄りの音。
ベースとギターかピアノのDuoが紡ぐ静かな音を背景にした、表現力たっぷり、しっとりとしたシルキーヴォイス。
もともとジャズっぽい歌い回しの人なので、ピッタリの企画。
スローバラードを中心としたそれらの少人数での演奏は、普通のジャズとしても全く違和感なく、ジャズボーカルアルバムとしても名作。
Jobimを始めとするブラジル曲がアメリカンジャズスタンダードのように聞こえてきます。
数曲の時代感たっぷり、オーケストラ入りのポップス?仕立てはお好み次第。
とてもカッコいいジャケット、素敵なカンカン帽を含めて、ロス、ハリウッド、サンタモニカあたりの空気感。
昼間の熱が醒めた夜。
昼間の熱が醒めた夜。
しっとり湿っているようでも、クールで乾いたようでもある、素敵な音。
posted by H.A.