“Sentir” (2002) Omar Sosa
Omar Sosa (piano, percussion, voice)
Gustavo Ovalles, Martha Galarraga, John Santos (percussion, voice)
El Houssaine Kili (guembri, qarqabas, tan tan, voice) Mulay M´Hamed Enneji Fakijan (guembri, darbukkah) Yassir Chadly (guembri, palmas) Bouchaib Abdelhadi (oud, violín marroquí) Terence Nicholson “Sub Z” (poesía rapera, palmas) Randy Rood (didgeridoo) Justo Soler (voice)
本作はジャズ的編成のピアノトリオ+管楽器ではなく、ピアノとパーカッションをベースとして、ヴォイス、コーラス、そして民族楽器を乗せてくる編成。
厚みと音量が抑えられ、落ち着いた音。
静かな音を背景に、アフリカその他が入り混じっているのであろうヴォイスの絡み合いが幻想的に響きます。
何曲かハイテンションな疾走曲もありますが、ピアノとパーカッションの個々の響きが鮮明に聞こえ、音の塊が怒涛のように押し寄せてくる“Prietos” (2001) などの激しい系の諸作とはまた違う色合い。
静かで内省的、耽美な音に変わってゆくのは、このアルバムの頃のようです。
静かで内省的、耽美な音に変わってゆくのは、このアルバムの頃のようです。
素朴なような懐かしいような、不思議なメロディの楽曲たち。
幻想的な空気感をあわせて、どこか遠い所の遠い時代に連れて行ってくれる、心地よいトリップミュージック。
危険な感じがあまりしないので、安心してトリップできそうです。
posted by H.A.