“Agora” (1976) Dóris Monteiro

Dóris Monteiro (Vocals) 
Ricardo Gilson (Keyboards) Geraldo Vespar, Helio Delmiro (Guitar) Luisao (bass) Wilson Das Neves (drums) Sivuca (Accordion) and others



 ブラジルの女性ボーカリストDóris Monteiro、1970年代MPB。
 ジャズな色合いは今は昔、ソウル、フォークの色合いが強くなったブラジリアンポップス。
 シャキシャキしたエレキギターのカッティング、フワフワしたエレピの心地よい音に、エレキベースが弾む柔らかなグルーヴ、さり気ないホーンのアンサンブル。
 もともと昼っぽい感じの人でしたが、夜の酒場とは無縁な感じの明るい空気感。
 ガットギターやオルガンではなく、エレキギターやエレピが前面に出るサウンドは、時代は変わりました感ありあり、ポップなサンバやボサノバ。
 ジャズならば“She Was Too Good to Me” (1974) Chet Bakerのブラジリアンポップス版といったところでしょうか。
 そんな音を背景に、サラサラと流れていくクールなヴォイスの淡々とした歌。
 今の耳で聞いてもとてもオシャレでカッコいい、いわゆるレアグルーヴたっぷり。
 少し前にプチブームがあったようですが、さもありなんな心地よさ。
 ジャケットは深刻系のフォークかプログレっぽいですが、中身はブラジリアンのしなやかなグルーヴが全体を包み込む、柔らかな陽だまりのような音。




posted by H.A.