『ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間:Fire Walk With Me』 (1992)

 1992年、フランス、アメリカ合作、監督・脚本デヴィッド・リンチ、出演シェリル・リー、レイ・ワイズ、カイル・マクラクラン、クリス・アイザック、デヴィッド・ボウイ、モイラ・ケリー、デヴィッド・リンチ、他。
 一世を風靡したテレビドラマ『ツイン・ピークス』(1990-1991)の前日譚。
 新シリーズ『ツイン・ピークスThe Return』(2017)まで観た結論からすれば、全編通じて凄いドラマ、本映画も凄まじい作品、妖しさ、激しさ120%。
 打ち切られたテレビシリーズの再起動を目指して制作したものの、不評だったいわくつき。
 メロドラマの色合いも強い前テレビシリーズに比べるとキツ過ぎたのでしょうねえ。
 とてもハードです。
 また、ハードボイルドな感じがとてもカッコいいFBI捜査官は序盤で行方不明になるし、同じくデヴィッド・ボウイも登場からわずかで数分で何が何だかわからないままに消えてしまう、謎、謎、謎。
 あるいは美しい死体だったローラ・パーマーは、不良でエロで、さらにとてつもなく可哀想。
 テレビシリーズで概要を知っていたとしても、その激しい映像を目のあたりにしてしまうと・・・
 が、それら含めて過激で不可思議なリンチさんワールド。
 彼女はなぜ、どのように殺されたのか、情け容赦のない怒涛のような悲劇。
 最初から最後まで続く緊張感、不安感。
 そして最後の数分間はちょっと怖すぎて・・・
 ホラーとまでは言わないまでも、怖さ、ダークさ、妖しさ、そして絶望感、最高。
 もし全体の筋が十分に見えなかったとしても、尋常ではない映画であることは十二分に感じられると思います。
 が、この映画の本当の凄さに気付いたのは25年後の新シリーズ『ツイン・ピークスThe Return』(2017)を観終わった後・・・といったことで、続きます。


 

posted by H.A.