“Desvelando Mares” (2018) Bianca Gismonti Trio

Bianca Gismonti (piano, voice) 
Antonio Porto (bass) Julio Falavigna (drums, tabla) 
Jose Izquierdo (percussion) Preetha Narayanan (violin) Bebe Kramer (accordeon) Fabio Mentz (bansuri flute) Ganapati (sitar) Maria Joao (voice) Elizabeth Rodriguez, Magdelys Savigne (vocals)

Desvelando Mares
Bianca Gismonti
Hunnia Records
2018-08-30


 ブラジルのピアニストBianca Gismonti、トリオ+αの新作。
 前作は“Primeiro Céu” (2015)、父Egbertoさんとは少し違う感じながらも、なんだかんだでその現代女性版ってなイメージでしたが、本作は諸々の音が入り混じる多国籍な音。
 ファンクなピアノトリオをベースに、フォルクローレなアコーディオン、バイオリン、インドなタブラにシタール、ポルトガルの魔女Maria Joao(ホントに”Majo”って曲歌っています。名前の略だと思うけど。)、多士済々のゲスト陣。
 冒頭、アコーディオンが響くフォルクローレな優しい音からスタートし、上品なバイオリンなどが絡みながら音楽は進みます。
 本作は穏やかで優しい系かあ・・・と思っていたら、徐々にビートが強くなり、ヘビーでエキサイティングなファンクの連発だったり、シタールとタブラが絡み合う山奥の妖しい系だったり、激しい系のピアノソロ演奏だったり。
 諸々を経て、三者が複雑に絡み合う幻想的で漂うような音、ドラマチックなピアノトリオで幕。
 考えてみれば父Egbertoさんも初期の優しいブラジリアンミュージックから徐々に過激になっていった感じでしたかね。
 その怪人っぽさが別の方向から来た、ってな感じでしょうか。
 そんな感じのポップではなく、シリアスな表情のコンテンポラリージャズ。




posted by H.A.