“Vinicius” (2001) Vinicius Cantuária

Vinicius Cantuária (guitar, vocals, Keyboards, percussion)
Brad Mehldau (piano) Perter Schere (keyboards) Bill Frisell, Marc Ribot (guitar) Marc Johnson (bass) Paulo Braga, Joey Baron (drums) 
Jenny Scheinman (violin) Michael Leonhart (trumpet) Caetano Veloso (vocal) David Byrne (vocal, guitar)

Vinicius
Vinicius Cantuaria
Transparent Music
2001-03-06


 Vinicius Cantuária、2001年作。
 ジャジーなブラジリアンポップス。
 メンバーの名前を見るとECMな音が聞こえてきそうな顔ぶれですが、そうではなくていつものVinicius Cantuáriaの音。
 豪華ゲストが楽曲ごとに参加する、これまたいつものスタイル。
 前後のアルバム“Tucumã” (1999)、“Horse and Fish” (2004)と比べると穏やかで柔らかな感じがします。
 アップテンポでもサンバ、ボッサを含めて静かなビート、ゆるーい感じ。
 この人の囁きヴォイスにはこの感じが似合います。
 入れ替わり立ち代わりに入ってくる、電子音、先端ロックギター、ジャズギター、ジャズピアノ、バイオリン、トランペット、そして大御所Caetano Veloso, David Byrneのヴォイス・・・
 一聴バラバラなサウンドが静かで穏やかな音の流れの中に溶け込んでいます。
 この人のヴォイス、年月を経て沈んだ感じなっていくように思いますが、後の淫靡な感じの二歩ぐらい手前。
 緩さも含めて洗練されていて、とてもクール。
 この人の作品、ジャケットのムードと中身が概ね一致するのですが、本作も天然色ではない、輪郭が少し曖昧で緩やか、ほどほどの浮遊感、そんな音。
 Vinicius Cantuáriaの作品ではこれと、もっともっと沈み込んでいく“Indio de Apartamento” (2012) が一番のお気に入り。


 

posted by H.A.