“Cymbals” (2007) Vinicius Cantuaria

Vinicius Cantuária (Vocals, Acoustic, Electric Guitar, Percussion, Drums)
Brad Mehldau (Piano) Marc Ribot (Acoustic Guitar) Marivaldo Dos Santos (Percussion)
David Binney (Tenor Sax) Michael Leonhart (Trumpet) Jenny Scheinman (Violin) Eric Friedlander (Cello)

Cymbals
Vinicius Cantuaria
Naive
2008-01-21


 ブラジルのシンガーソングライターVinicius Cantuariaの2007年作。
 とても洗練されたカラフルなサウンド。
 メキシコ~キューバ、中南米、伝統的サンバ、速いボッサ、ホーンが絡むクラブジャズな感じ、そしていつものギターとストリングスとパーカッションの静かなボッサ。
 ときおり聞こえるBrad Mehldauの少ない音数のピアノがカッコよかったり、電子音やエフェクティングしまくったギター、プリミティブなパーカッションがが妖しかったり、キューバな曲はKip Hanrahanっぽかったり。
 そんな音を背景にした囁きヴォイス。
 バラバラな色合いのようで、なぜか統一感のあるVinicius Cantuáriaサウンド。
 いずれも静かで沈んだやるせない空気感が流れているからでしょう。
 その上でほんの少しだけアバンギャルド。
 考え抜かれたのであろう過不足のないアレンジ、透明度の高い空間が広い録音を含めて、とても洗練されています。
 “Horse and Fish” (2004)の音がさらにこなれた感じは、電子音が絡む系、ファンク混じり系のVinicius Cantuariaの完成盤といったところ。
 とてもクール、少しひねくれた感じがとてもカッコいいと思います。




posted by H.A.