“Tucumã” (1999) Vinicius Cantuária

Vinicius Cantuária (Vocal, Guitar, Piano, Keyboards, Flute, Percussion, Sampler)
Bill Frisell, Arto Lindsay (electric guitar) Steve Cohen, Sean Lennon (Bass) Joey Baron (drums) Mauro Refosco, Davi Vieira, Marivaldo Dos Santos (Percussion) Nana Vasconcelos (Berimbau, Panela)
Laurie Anderson (Vocals, Violin) Joyce Hammann, Mark Feldman (Violin) Lois Martin (Viola) Erik Friedlander (Cello)
Michael Leonhart (trumpet) Peter Apfelbaum (Tenor Sax) Josh Roseman (Trombone)

Tucuma
Vinicius Cantuaria
Polygram Records
1999-03-16


 ブラジルのシンガーソングライターVinicius Cantuariaの1999年作。
 ガットギターとパーカッションを中心に、エレキギター、管楽器がささやかな彩りを加える背景に、シルキーな囁きヴォイス。
 そんな静かな演奏が何曲か。
 他はBeatles的なロックの強い音、Caetano Veloso、Milton Nascimentoあたりから続く1970年代MPBな音。
 あるいは、複雑なビートと一風変わったストリングス、電子音が絡み合う攻撃的、先端的な音は、New Yorkアンダーグランウンド的な妖しさ、危なさ、緊張感が漂う音。
 全曲を占めるオリジナル曲は、いずれもやるせない哀愁が漂うキャッチーなメロディ。
 それらと控え目な先端サウンドの絡み合いがいいバランス。
 なるほどなBill Frisell, Arto Lindsayのゲスト参加ですが、Kip Hanrahanあたりと絡んでいるとすごい作品ができていたんだろうなあ・・・と思わせる、そんな音。
 名作“A Thousand Nights And A Night - (Shadow Nights 1)” (1998)と同時期ですねえ・・・
 ブラジルとNew Yorkアンダーグランウンドが交錯する、ポップながら妖しいブラジリアンミュージック。
 クールでやるせなくて危なくて、お洒落。




posted by H.A.