”Sonideras” (2001) Nora Sarmoria, Liliana Saba
Nora Sarmoria (acoustic, electric piano, voice, accordion, udu, berimbau) Liliana Saba (acoustic, electric piano, percussion)
現代フォルクローレのNora SarmoriaとLiliana Saba、女性ピアニストDuo作品。
ピアノ二台での演奏を中心としつつ、エレピ、スキャットヴォイス、その他諸々を絡めながらのカラフルな音。
本作も現代フォルクローレというよりも南米コンテンポラリージャズの方がしっくりきます。
二人とも内省系ではなく、元気で明るい雰囲気のいわゆる男前系、豪放系。
飛び回り、攻めまくるピアノ。
硬質な感じの方がNora Sarmoriaなのだろうと思いますが、明確な区別はつきません。
いずれもテクニシャンでグルーヴィー、跳びはね、突っ走るピアノ。
硬質な感じの方がNora Sarmoriaなのだろうと思いますが、明確な区別はつきません。
いずれもテクニシャンでグルーヴィー、跳びはね、突っ走るピアノ。
明るく現代的なポップな楽曲、いかにもラテンな哀感を漂わせつつのキャッチーなメロディーに、ときおりタンゴっぽいというか、演劇的というか、不思議感たっぷりの楽曲。
何曲かのバラードを挟みつつの、しなやかな躍動感のある明るいコンテンポラリージャズ。
その上を漂うように、あるいはときに踏みつけるような、可憐で不思議なヴォイスが幻想的なムードを醸し出します。
ポップなようで、普通なようで、とてもクリエイティブ。
女傑コンビのカッコいい南米コンテンポラリージャズ。
posted by H.A.