"Delights of Decay" (2017) Batagraf
Jon Balke (Keyboards, Percussion, Voice)
Trygve Seim (Tenor, Soprano Sax) Mathias Eick (Trumpet) Helge Andreas Norbakken, Snorre Bjerck (Percussion, Voice) Emilie Stoesen Christensen, Ingeborg Marie Mohn, Julia Witek (Voice)
Jon Balke率いるBatagraf、ECMではなくノルウェーのJazzland Recordsから。
アフリカン・フューチャー・ジャズ・ファンク、ポップス度も少々。
アフリカン・フューチャー・ジャズ・ファンク、ポップス度も少々。
ECMでの“Statements” (2003, 2004)、“Say and Play” (2009)がとてもカッコいいのですが、メンバー、編成、レーベルが変わり、色合いが変わっています。
アフリカンパーカッションの静かで複雑なビート、背景を作る電子音に妖し気な女声ヴォイス。
そこまでは同様、フロントの二管もECM御用達のノルウェーコンビですが、妖しさ抑えめ、電子音抑えめ、アフリカ度、ファンク度も抑えめ。
よりポップでさらにジャズな感じの仕上がり。
よりポップでさらにジャズな感じの仕上がり。
メロディが明確で、女性コーラスの入り方もなんだかオシャレです。
ホーンの二人が前面に出る場面が多いこともあり、全体的な印象は音は厚めで、音楽の輪郭も明確でジャズ度も高。
ホーンの二人が前面に出る場面が多いこともあり、全体的な印象は音は厚めで、音楽の輪郭も明確でジャズ度も高。
Batagrafサウンドを背景にした、寂寥感たっぷりのホーンのジャズなアンサンブルとインプロビゼーション。
静かにジワジワ、フワフワとくるBatagrafではなくて、明確でポップ、ときにドカーンとくるBatagraf。
静かにジワジワ、フワフワとくるBatagrafではなくて、明確でポップ、ときにドカーンとくるBatagraf。
そのあたりで好みは分かれるのかもしれません。
クリエイティブでアーティスティックなJon Balkeの音楽、そのわかりやすい系。
もちろん本作もクール、さらにオシャレです。
posted by H.A.