“Bill Frisell, Ron Carter, Paul Motian” (2005) Bill Frisell
Bill Frisell (guitars)
Ron Carter (bass) Paul Motian (drums)
Bill Frisell のジャズギタートリオ作品。
“With Dave Holland and Elvin Jones” (2000,2001)と同様、大御所二名とのトリオ。
基本的には同じテイスト、ジャズスタンダードも含めて、少々ぶっ飛び気味のジャズ。
なんだかんでアコースティック4ビートなElvin Jonesに対して、なんでもありのバシャバシャドラムのPaul Motian。
Ron CarterはあのMilesバンドと同じく伸び縮みするビート。
ジャズながら不思議感たっぷりなビート感の中、Bill Frisellはいたってマイペース、ひねりまくったアメリカンテイスト、ジャズではないギター。
同時期のECM制作“I Have the Room Above Her” (2004) Paul Motianと比べると、クールで緊張感の強いそちらに対して、あっけらかんとした本作。
かつてよりも揺らぎ成分が減ってソリッドになったクリーントーン中心、それでもフワフワしたギターに、同じくPaul Motianの何でもありドラムですが、テイストは全く異なります。
妖しい系、不思議系ながら、やはりジャズ。
レーベル、リーダーの違いなのでしょうが、本作の感じはECMでは作らせてもらえないんだろうあ・・・
ベースが落ち着いている分だけ“With Dave Holland and Elvin Jones” (2000,2001)よりもこちらの方がジャズっぽいのかな?
さてどうでしょう・・・?
posted by H.A.