“Vuelo Uno” (1995) Nora Sarmoria

Nora Sarmoria (piano, voice, accordion)
Quique Sinesi (guitar) José Balé (percussion) Nuria Martinez (ethnic winds) Liliana Herrero (voice) and others

Vuelo Uno (1995)
Nora Sarmoria
Argendisc
1999-04-30


 現代フォルクローレの草分けの一人Nora Sarmoriaのデビュー作。
 ギター、パーカッションに優しい音の管が彩りを加える南米定番の編成ですが、ちょっと強めの元気なビート。
 ジャズ、ファンク、ポップス、クラシックが入り混じるピアノに変幻自在のヴォイス。
 アルゼンチン現代フォルクローレの定番”Danza Sin Fin” (1998) Quique Sinesi、”Carlos Aguirre Grupo (Crema)” (2000)に先立つ時期。 
 それらよりもジャズ・フュージョン、ファンク寄り、Hermeto PascoalHerbie HancockChick Corea、CarmoのEgberto Gismonti、あるいはFlora Purimな感じでしょうか。
 跳ねまわるような音の動きはフォルクローレというよりも南米コンテンポラリーファンクジャズの方が似合います。
 後の作品ではピアノの弾き語り+αでのファンクジャズなイメージが強いのですが、本作では少しダークな色合いもあるバンドサウンドが中心。
 妖しいジャズギタリストなQuique Sinesiの音もたっぷり。
 動きまくるピアノ、変幻自在のぶっ飛んだスキャットとバンドの激しい絡み合いは、他ではなかなか聞けないスゴイ演奏。
 さらに全編に南米系特有の浮遊感と幻想的なムードを漂わせつつのポップなメロディ。
 これは凄いアーティストのぶっ飛んだデビュー作・・・だと思うのだけども、例によって廃盤かあ・・・




posted by H.A.