“Congo” (2017) Rodrigo Tavares

Rodrigo Tavares (guitars)
Pedro Santana (bass) Felipe Continentino (drums) 
Fred Selva (vibes, congas) Marcus Abjaud (Fender Rhodes) Thiago Nunnes (guitar) Felipe Bastos (percussion) Breno Mendonça (tenor sax)

CONGO [12 inch Analog]
RODRIGO TAVARES
HIVEM
2018-03-09


 ブラジル、ミナスのギタリストRodrigo Tavaresの現代フュージョンミュージック。
 Bill FrisellJakob Bro、あるいはいわゆる音響系的なギターを中心とした、ジャズともロックともつかない不思議感たっぷりな音。
 ロックがベースなのだと思いますが、静かで複雑な現代的なビート感のギタートリオを中心として、ゲストの音が彩りを付けていく構成。
 たっぷりのリバーブ、ディレイ?で揺らぐ音ながら芯が明確なギターと、静かで乾いた音のリズム隊。
 多くの場面で鳴っているビブラフォン、あるいはエレピがクールで幻想的な空気を作る心地よい空間。
 オーソドックスなシングルーンのインプロビゼーションの場面は少なく、アルペジオあるいはシンプルなフレーズ、コードの繰り返しを中心とした音作り。
 瞑想的なフレーズの繰り返し、次々と緩やかに景色が変わっていくような音の流れは、ジャズというよりもソフトなミニマルミュージック+αってな感じでしょうか。
 メロディアスなような曖昧なような淡い空気感、懐かしいような先端的なような不思議な音の流れ、薄い乳濁色のような曖昧な時空。
 整っているようで不思議感たっぷり。
 どことなく哀し気で懐かし気、やはりSaudadeな空気感が流れているのでしょう。
 が、この界隈では珍しく、少々ダークな質感。
 伝統やジャンル、フォームにこだわらない、今の時代のブラジルの音。
 ジャケットのアート、そのままな音。




posted by H.A.