“Fogo” (2009) Rolo Rossi 

Rolo Rossi (piano)



 アルゼンチンのピアニストRolo Rossiのソロピアノ作品。
 キッチリとしたビートと美しいメロディの端正な演奏集。
 ジャズ的なビート感ではなく、その意味ではクラシック的なのですが、もっとポップでわかりやすい感じの音。
 Shagrada Medraには、“Caminos” (2006) Carlos Aguirre、”Piano Solito” (2016) Sebastian Macchi、”Paino Pampa” (2016) Sebastian Benassiなどなど、ソロピアノ作品がたくさんありますが、その中でもポップス寄りな感じでしょうか。
 カクテルピアノ、なんて言葉がありますがそんな感じでもなく、テンポが速くて次々と連なるように繰り出される音。
 フォルクローレな奇数系の浮遊感のあるビート、バラードではほどほどにタメと揺らぎを効かせて音が置かれていきますが、なぜかキッチリした感じ。
 とてもセンチメンタルなメロディがなぜか恋々とせず、キリッとして聞こえます。
 朗々としたピアノ・・・なんて形容も違和感がありますが、そんな感じ。
 全くもって普通な感じなのですが、それがかえって不思議というか、個性的というか・・・
 フォルクローレを含めた現地のポピュラーミュージックの色合い、現地の空気感が内包された音なのでしょう。
 センチメンタルでも明るくて前向きなのはいかにもアルゼンチン。
 そのキッチリとした端正なソロピアノの一作。




posted by H.A.