"Live at Umbria Jazz" (1996) João Gilberto
João Gilberto (guitar, vocals)
大観衆なのだと思いますが、とても静かなライブ。
曲間の拍手以外はノイズなし。
“Live in Montreux” (1985)はもとより、“Eu Sei que Vou Te Amar" (1994)よりも静かでシャープ。
淡々と刻まれるギターと吐息のようなピアニシモな声まで聞こえてくる静謐な空間。
淡々と刻まれるギターと吐息のようなピアニシモな声まで聞こえてくる静謐な空間。
さらにハイテンションで、躍動感の強いギター。
そのビート、テンポを無視するかように漂い揺らぐ声。
それぞれが別次元から出ているような不思議なバランス感は、同じ人が出している音とは思えません。
それでいてもちろんピッタリな音。
そんな神業の細部までとらえられたライブ録音。
いつもの定番曲から、締めは定番中の定番”Chega De Saudade”,”Garota De Ipanema”二連発、期待を裏切らない構成。
さて、弾き語りのライブ作品群、どれがいいでしょう?
“Live in Montreux” (1985) 華やか
posted by H.A.