“In Tokyo” (2003) Joao Gilberto
João Gilberto (guitar, vocals)
Joao Gilberto、東京でのライブ録音。
囁くような“KonBanWa”・・・で沸いた後、おもむろに始まる静謐な世界。
大きなホールの広大な空間に響く、淡々と刻まれるギターのビートと、いつもにも増して小さな声。
同じ弾き語りのライブでも“Live in Montreux” (1985)、“Eu Sei que Vou Te Amar" (1994)、"Live at Umbria Jazz" (1996)とも、あるいはスタジオ録音の作品“João Voz e Violão” (2000)とも違います。
もっと静謐で幽玄な音。
只事ではない緊張感、静かな凄み。
とても柔らかで低くて遠いところから響いてくるようなギターと、力が抜けた沈んだ声。
詫び錆び・・・なんて言葉が似合うかどうかはわかりませんが、そんな空気感。
詫び錆び・・・なんて言葉が似合うかどうかはわかりませんが、そんな空気感。
日本に似合うアート。
そんな感じを勝手にささやかに楽しむことができる一日本人としては、とても幸せです。
※神様Joao Gilberto、実際にどのくらいの音源があるのかは把握していません。
私が知る限りは以下ぐらい。
稀代の天才スタイリストですが、時代の変化に翻弄されたというか、迎合できなかったというか、するつもりはなかったというか、だからカッコいいというか・・・
終始変わりまくったもうひとりの神様Miles Davisとは対照的なカッコよさ。
いずれにしても全て名作です。
“Joao Gilberto” (1961)
“Getz/Gilberto Vol. 2” (Oct.1964)
稀代の天才スタイリストですが、時代の変化に翻弄されたというか、迎合できなかったというか、するつもりはなかったというか、だからカッコいいというか・・・
終始変わりまくったもうひとりの神様Miles Davisとは対照的なカッコよさ。
いずれにしても全て名作です。
“Chega de Saudade” (1959)
”O amor, o sorriso e a flor” (1960)“Joao Gilberto” (1961)
(“The Warm World of João Gilberto” (1958-1961))
“Getz/Gilberto” (18,19,Mar.1963)“Getz/Gilberto Vol. 2” (Oct.1964)
"Herbie Mann & João Gilberto with Antônio Carlos Jobim" (1965)
“João Gilberto” (1972-1973)
“João Gilberto en México” (1974)
“The Best of Two Worlds”(May.1975)
“Getz/Gilberto'76” (May.1976)
“Amoroso” (1976)
"João Gilberto Prado Pereira de Oliveira" (1980) “Brasil” (1981)
“Live in Montreux” (1985)
“João” (1991)
"Eu Sei que Vou Te Amar" (1994)“João Voz e Violão” (2000)
"Live at Umbria Jazz" (2002) “In Tokyo” (2003)
posted by H.A.