“João Voz e Violão” (2000) Joao Gilberto

João Gilberto (guitar, vocals)

JOAO VOZ E VIOLAO
Joao Gilberto
Polygram Records
2000-06-13


 João Gilberto、ギター弾き語り作品。
 ひとつ前のスタジオ録音“João” (1991)と同じくVerveからですが、ブラジルでの録音のようです。
 淡々と爪弾かれるギターと沈んだヴォイス。
 他には何もない混じりっけなしのJoão Gilberto。
 ひたすら静か。
 同じくスタジオ録音でのほとんど弾き語りの作品に“João Gilberto” (1972-1973)がありますが、そちらよりは柔らかな感じ。
 低く後ろに下がった感じのギターに耳元で囁かれているような生々しいヴォイス。
 静かで柔らかで優しい音は、さながら催眠術の呪文のようにも響きます。
 次々と紡がれる優しくて寂しげ、Saudadeなブラジル曲。
 最後に収められたボサノバの生誕曲“Chega De Saudade”は、40年を経て21世紀になってもギターとヴォイスはそのまま、よりシンプルになったサウンド。
 プロデュースはCaetano Veloso。
 アメリカ人だとここまでシンプルにはできないんだろうなあ。
 他の楽器が入った方が、愛想があって普通に聞きやすいんだろうけども、これは別次元のカッコよさ。
 アートですねえ・・・




posted by H.A.