“João” (1991) Joao Gilberto
Joao Gilberto (voice, guitar)
Clare Fischer (keyboards) Jim Hughart (acoustic bass) Joe Correro (drums) Michito Sanchez (percussion) and Orchestra
Joao Gilbertoのジャズスタンダード、ポップスを交えた演奏集。
ギターとピアノトリオにパーカッション、オーケストラ。
録音はLos Angels、アレンジ、オーケストラを仕切ったのはジャズメンClare Fischerのようです。
いかにもVerve、あるいはCTI的。
“Amoroso” (1976)に近い感じですが、バックがもっと躍動的。
“Amoroso” (1976)に近い感じですが、バックがもっと躍動的。
優雅でノスタルジックな感じもあるのですが、これでもかこれでもかと入ってくるようなオーケストラのオブリガードがとてもモダン?で攻撃的?な感じ。
そんなアメリカンで攻めのサウンドをバックに、御大のギターと歌はいつも通り。
というよりも、動きの激しいバックのサウンドを抑制するようにも聞こえる柔らかなギターと、いつもにも増して力が抜けてたような沈んだ声。
その囁き声が大きめの音でミックスされ、目の前から聞こえてくるような、何とも言えない不思議なバランス。
この躍動と静謐、優雅さとクールネスの対比、絶妙なバランスが最高にカッコいい。
凄いバランスの凄いアート。
凄いバランスの凄いアート。
楽曲はブラジルの楽曲にCole Porterなどなど、この期のいつもの選択。
そして最後に恥ずかしそうに収められた ベタなシャンソン”I Wish You Love"。
私はとても素敵だと思います。
posted by H.A.