“Casa” (2016-2017) Clara Presta, Federico Seimandi
Clara Presta (piano, voice) Federico Seimandi (bass)
Juan Pablo Theaux (timpe, guitar) Lisandro Mansilla (sax) Rodrigo Carazo, Guadalupe Gómez (voice)
アルゼンチンの男女Duoの現代フォルクローレ。
フォーキーで優しい、でも不思議感たっぷりな現代の音。
ピアノとボーカルの女性とベースを中心として、楽曲によって少人数のゲストが加わる編成。
音楽自体は静かなバラードを中心としたオーソドックスなテイスト。
クラシック、ジャズ、フォルクローレ、少々のタンゴの香りがするポップス風味。
ピアノもベースも奇をてらった感じでも派手な感じでもありません。
むしろ訥々した感じ、少人数での南米ミュージックゆえの柔らかな浮遊感。
さらに諸々ひねったような不思議感。
さらに諸々ひねったような不思議感。
シンプルなようで凝ったアレンジなのだと思います。
全編に哀感が漂っていますが、激甘センチメンタルではない淡くてクールな感じ、複雑な動きのオリジナル曲は、いかにも現代の若者のメロディ。
そんな音を背景にした、とても繊細で美しい声。
ブラジルNo.1の超美声Gisele De Santiを薄めにしたような感じでしょうか?
透明度高い可憐系、さらさらと流れながら、上に上がると自然に裏返る、ふわりとした心地よい声。
素晴らしい歌なのですが、なぜか前面に出る感じではなく、ピアノ、ベース、ゲストのギター、サックスと対等にアンサンブルの一部として溶け込んでいるさり気ないイメージ。
全編に漂うどこか懐かし気な空気感は、もちろん南米Saudade。
などなど含めて、近年の現代フォルクローレの色合いが揃ったようなサウンド、優しい系。
などなど含めて、近年の現代フォルクローレの色合いが揃ったようなサウンド、優しい系。
posted by H.A.