“In the Evenings Out There” (1991) Paul Bley, John Surman, Gary Peacock, Tony Oxley

Paul Bley (piano) John Surman (soprano sax, bass clarinet) Gary Peacock (bass) Tony Oxley (drums)

In the Evenings Out There
Paul Bley
ECM
2000-03-07


 Paul Bleyを中心とした、さながらECMオールスターズの共演作品。
 各人のソロ、デュオその他の演奏を集めたアルバム。
 もちろんフリージャズ寄り。
 冒頭のソロピアノによる”Afterthoughts”は、これぞPaul Bley、な目の覚めるような美しいピアノとメロディのバラード。
 後ろ髪をひかれるようにしっかりとタメを効かせながら置かれていく美しい音。
 その形は徐々に崩れ、狂気を露出するような激しい表情。
 が、その時間は長くはなく、また冒頭の美しいメロディに戻る・・・
 Paul Bleyの決定版のような演奏。
 そんな演奏が何曲かあれば、アルバムのイメージも変わるのかもしれませんが、他の多くは抽象的、あるいは陰鬱で沈痛な表情のフリージャズ的、とても静かで思索的な音。
 何を表現しようとしたのか想像を膨らませるか、断片的な音の流れの中に隠された美しいメロディを探し当てようとするか、あるいは、ただただ静かで抽象的な時間に浸るか・・・、聞き方はお好み次第。
 静かなフリージャズのショーケース。

※別のアルバムから


posted by H.A.