“Flores de la Noche” (2017) Silvia Salomonem, Alfonso Bekes

Silvia Salomonem (voice) Alfonso Bekes (guitar)
Carlos “Negro” Aguirre (accordion, flute) Celina Federik (arpa, keyboard) Patricia Hein (cello) Luis Medina, Cristian Ávalos (guitar) Daniel Maza (bass) Lucas Solari (drums) Gonzalo Díaz (percussión) Maru Figueroa (voice)



 アルゼンチンのギタリストAlfonso BekesとボーカリストSilvia SalomonemのDuoアルバム。
 Shagrada Medraの最新作。
 Duoでの演奏を中心として、楽曲ごとに少人数の鍵盤、チェロ、木管が入れ替わりに加わる現代フォルクローレ、Shagrada Medraの定番サウンド。
 サラサラと水が流れるようなアルペジオに優し気な歌、ときおりの風のような弦、管楽器。
 ボーカルは透明度の高い声の可憐系、とても素直な声と歌。
 ゆったりと漂うようなフォーキーなバラードを中心として、アップテンポなファンク調、エレキギターを交えてちょっと強めの音でのフォークロック調などがアクセント。
 シンプルなようでいろんな音、色合いが複雑に絡み合いながら進む音。
 二人のオリジナル中心の楽曲は、少々のセンチメンタリズムが漂うナチュラルな郷愁感系。
 時折Carlos Aguirreの必殺技、ギターのユニゾンとコーラスワークの断片をちりばめながら、素朴に過ぎず洗練され過ぎない、絶妙のバランス。
 定番の現代フォルクローレ、そのフォーキーで優しい系。
 今の季節にはピッタリの音、でしょう。




posted by H.A.