“Genealogia” (2013) Trio Gallo-Mendez-Pilar
Ramiro Gallo (violin) Ernesto Mendez (guitar) Andres Pilar (piano)
現代フォルクローレのインツルメンタルトリオ。
Carlos AguirreのレーベルShagrada Medraから。
フォルクローレな編成ですが、全体のムードはスパニッシュ~イタリアン~南フランス~タンゴ。
Diego Schissiあたりにも通じる、フォルクローレな空気感も強い現代のタンゴというか、タンゴの香りが強い現代フォルクローレというか。
Diego Schissiあたりにも通じる、フォルクローレな空気感も強い現代のタンゴというか、タンゴの香りが強い現代フォルクローレというか。
スパニッシュなギターに、転げまわるピアノ、跳びまわるバイオリン。
現代フォルクローレとすると少々情熱的。
悲し気なメロディは激情を発する・・・とまではいかずとも、情緒表現が直接的。
強めのビートにメリハリのある音の流れ。
計算しつくされているであろう複雑に変化するアンサンブル。
三者が絡み合いながら激しくアップダウンする演奏を中心として、今にも止まりそうなスローテンポのとても悲しい表情のバラードまで、いろんな色合いが揃っています。
なぜかイタリアや南フランスな感じもするのは気のせいでしょうか?
アルゼンチンはスペインからの影響が強い、と思っていましたが、実は地中海系全てが繋がっていたのでしょうかね?
そんなそこはかとないことを考えてしまう、ブエノスアイレス~アンデス、あるいは南米~南ヨーロッパを繋ぐような一作。
posted by H.A.