“7 sueños / Familia” (2013) Quique Sinesi

Quique Sinesi (guitar, piccocolo Guitar, ronroco)
Eiana Liuni (soprano Sax, Clarinet) Horacio Cacoliri (percussion) Patricio Villarejo (cello) Olivido Lanza (violin)



 アルゼンチンのギタリストQuique Sinesiのとても静かなギター。
 訪れた日本の街のイメージを綴った作品集、家族をイメージした組曲の二編。
 ギターのソロ演奏を中心として、楽曲によって木管、バイオリン、チェロなどが彩りを付けていく構成。
 “7 sueños”は“Sense of Quiet” (May.2012) のツアーの際の印象でしょうか?
 ソプラノサックスがサポートする穏やかな“姫路”からスタート。
 ハイテンションな“名古屋”は哀しげなバイオリン、チェロとの絡み合い、雅なアルペジオが背景を彩る“山形”、速いテンポで激しく動く“東京”、のどかな“岡山”、チェロがリードする優雅で重厚な“福岡”、アップテンポでキャッチーな“京都”。
 さまざまな表情。
 それらがそれぞれの街の雰囲気に合っているかどうかは、さて・・・聞く側の感じ方次第。
 いずれも静かで平和、どこか懐かしげで穏やかな音。
 そんな感じだといいんですがねえ。
 “Familia”は静かで哀しげな表情のイントロダクションでスタート。
 “7 sueños”よりも音量を下げて、繊細な音でスタート。
 オーバーダビング含めたギターにパーカッションが彩りをつけ、徐々にテンポと音量を上げながら進む音。
 色々なテイストのメロディアスな楽曲群。
 哀しげだったり、優しげだったり、せわしなさげだったり・・・
 締めはスパニッシュの香り漂うセンチメンタルで美しいメロディ、それを奏でるバイオリンとの絡み合いで幕。
 アンサンブルと穏やかなインタープレーの“7 sueños”と、ギターソロによる美しいメロディを中心として、緩急、哀楽、織り交ざる“Familia”。
 いずれもさり気なくてサラリとした質感、“Danza Sin Fin” (1998)と変わらないQuique Sinesiワールド。




posted by H.A.