“Macaxeira Fields” (2012) Alexandre Andres

Alexandre Andres (flute, piccolo, guitar, viola, voice)
André Mehmari (piano, Rhose, accordion, electronics, percussion, voice) Rafael Martini, Regina Amaral (piano) Pedro Santana (bass) Gustavo Amaral (bass, voice) Adriano Goyatá (drums, marimba) Antonio Loureiro (drums) Paulo Santos, Decio Ramos (percussion) Tarcisio Braga (vibraphone)
Artur Andrés (flute, percussion) Joana Queiroz (clarinet, clarone) Jonas Vitor (sax) Anor Luciano (trumpet) Alaecio Martins (Trombone)
Ayran Nicodemo, Ravel Lanza (violin) Gerry Varona (viola) Felipe Jose (cello, triangle)
Ilessi, Rafael Martini, Gustavo Amaral, Tatiana Parra, Rafael Martini, Monica Salmaso, Leonora Weissmann, Juan Quintero, Bernardo Maranhao (voice)

マカシェイラ・フィールズ
アレシャンドリ・アンドレス
SPACE SHOWER MUSIC
2013-05-29


 ブラジル、ミナスのシンガーソングライター~フルーティスト~マルチインスツルメンタリストのMPB。
 名作ブラジリアンジャズフュージョン“Macieiras” (2017)に先立つ作品ですが、インスツルメンタル主体のそちらに対して、こちらは全曲にボーカルが入り、ミナス的、あるいはフォルクローレの色が濃いポップス。
 但し、徹底的に凝りまくったポップス。
 André Mehmariがディレクションを務め、彼を筆頭に豪華なゲスト陣を迎えて、凝りに凝ったアンサンブル。
 ストリングス、木管楽器、ホーン陣などが入れ代わり立ち代わりにフィーチャーされながら、要所で前面に出るフルートのアンサンブルとAndré Mehmariのピアノ。
 クラシカルな室内楽風だったり、Beatles風なオーケストラを絡めたり、フォルクローレ風だったり、その他諸々いろんなテイスト、てんこもり。
 そんな動きまくり、変わりまくるサウンドを背景にしつつ、中心となるのはリーダーを中心としたボーカル。
 少々細めの若々しい声はEgberto Gismontiっぽくて趣があるのですが、これまた豪華なゲスト陣が入れ代わり立ち代わり。
 Tatiana Parra, Monica Salmaso, Leonora Weissmann, Juan Quinteroといったスタイリストたちが、キッチリ一曲ずつ前面に立つ構成。
 いろんな演奏、いろんな声が入り混じり、次々と周囲の風景が変わっていくような音ながらも一貫性があるのは、リーダーが作った複雑ながら優しい表情のブラジリアンメロディと、アレンジ~プロデュースの妙ゆえでしょうか。
 ミナスサウンドのMPBと片づけてしてしまうには、あまりにも多彩で豪華で高尚な一作。




posted by H.A.