“Menino de Barro” (2014) Renato Matha

Renato Motha (vocal, guitars, vibraphone, etc.)
Patricia Lobato (vocal, ganzás) Edson Fernando (vibraphone, percussion)

 ブラジルMinasの男女Duo、Renato Motha, Patricia Lobatoの男性の方、Renato Mothaのソロ名義アルバム。
 Duoでのイニシアティブは彼がとっていたのだろうし、全曲彼のオリジナル曲、Patricia Lobatoも何曲かで参加し、Duoと基本的には同じ空気感。
 但し、もっともっと静かで穏やか。
 冒頭からせせらぎ、鳥、虫の音を載せた、いかにもなオーガニックサウンド。
 ゆったりとした静かなギターと柔らかなボイス。
 もともと静かでゆったりとしたDuoでの作品から、さらに音量を落として、テンポとビートをさらに緩くして、さらに優しく、フォルクローレに寄せた感じのミナスサウンド。
 ギターの弾き語り中心の薄くて静かな音なのですが、さり気なくストリングスが鳴っていたり、曲の最後のわずかな時間だけ木管楽器が聞こえたり、細部まで徹底的に凝った音作り。
 今にも止まりそうなスローテンポな演奏が何曲も。
 ときおりインドっぽい楽器が薄く聞こえたりして、“Shabds” (2007)以来の瞑想ミュージックな感じも少しだけ。
 全編とても静かで穏やか、凝っているのだろうけども、それを感じさせないさり気ない雰囲気。
 セルフカバーを含めて、メロディは相変わらずキャッチーだし、何曲かではPatricia Lobatoの天使の声が聞こえるし、パラダイスのような音。
 効果音に影響されているわけではなく、ホントに水辺にトリップ出来そうな音の流れ。
 私的にはマントラのリフレインの瞑想ミュージックよりも、こちらの方が自然体でトリップ出来そうな音だなあ・・・




posted by H.A.