“Praia” (2008) Sara Serpa

Sara Serpa (voice)
André Matos (guitar) Vardan Ovsepian (piano) John Lockwood (bass) Nick Falk (drums) Greg Osby (alto sax)

Sara Serpa
Inner Circle Music
2008-01-01


 ポルトガルのボーカリストSara Serpaのコンテンポラリージャズ。
 どうもあのごっつい変拍子ファンクM-Base、Greg Osby閥の人だったようで、彼も参加しています。
 が、ごっつい感じでもCassandra Wilson的なディープな感じでもなく、フワフワとした柔らかい空気感。
 裏声を中心とした儚げなボイスのスキャットと、明らかに凄まじい演奏力の現代の手練れの演奏が交錯する柔らかなコンテンポラリーなジャズサウンド。
 ピアノトリオ+サックスはアメリカ系、リーダーのパートナーなのであろうギターはBill Frisel的、あるいはロック的。
 ポルトガル語が前面に出るわけではないのですが、ボーカル、全体のムードはブラジル的。 
 が、リーダーが書くオリジナル曲は極めてテクニカルでメカニカルで先端的。
 後のブラジリアンTatiana Parra諸作に通じる感じかもしれません。
 と思っていたら、ピアニストは“Lighthouse” (2014) Tatiana Parra & Vardan Ovsepianのアルメニアン。
 なるほど・・・
 複雑怪奇にアップダウンするボイスとギターのユニゾン。
 これでもかこれでもかと動くメロディと、合間々に挟まれる先端的、現代的ジャズなインプロビゼーション。
 これは確かに新しい。(っても十年以上前ですが・・・)
 現代アメリカ、ヨーロッパ、南米が交錯する新しい質感のジャズ。





posted by H.A.