“Macieiras” (2017) Alexandre Andrés
Alexandre Andrés (flute, guitar, voice)
Rafael Martini (piano, accordion, voice) Pedro Trigo Santana (Acoustic Bass, Voice) Adriano Goyatá (Drums, Marimba de vidro, Voice) Rafael Dutra (Voice) Gabriel Bruce (Drums), Natália Mitre (Vibraphone)
André Mehmari (piano) Antonio Loureiro (Vibraphone) Joana Queiros (Clarinet, Clarone) Ricardo Herz (violin)

Macieiras
Alexandre Andres
Fazenda Das Macieira
2017-09-14


 ブラジル、ミナスのシンガーソングライター~フルーティスト~マルチインスツルメンタリストのフォルクローレなジャズフュージョン。
 ミナス系のボーカリストLeonora Weissmannの“Adentro Floresta Afora” (2015) や、André Mehmari人脈、Antonio Loureiroの"" (2012) その他で名前をよく見かける人。
 本作はボイスはスキャットのみ、フルートを中心としたブラジリアンジャズフュージョン。
 この種の音楽のもはや大御所André Mehmari本人もゲストで一曲に参加しています。
 ブラジリアンならではのしなやかなグルーヴのピアノトリオを背景にして、アコーディオンにビブラフォンにバイオリン・・・、そしてリーダーを含めた管楽器の丸い音。
 この種の音楽の定番のヒタヒタと迫ってくるようなビートに、上品なアンサンブルはもちろん、少々激しめ、エキサイティング系の演奏も含めて、ジャズ的なインプロビゼーションのスペースがたっぷり。
 ほぼ全曲のオリジナル曲は、少し陰のある哀愁を含みつつも前向きな、あのブラジリアンなメロディ。
 さらには遠くから聞こえてくるようなコーラス・・・
 全編に漂う、懐かしげなような哀しげなような、いわゆるサウダージ、郷愁感。
 徐々に周囲の景色が変わっていくような音の流れに、ドラマチックなアレンジ。
 あの期のPat Metheny Group、“Lachrimae” (2003) Andre Mehmari, “Naissance” (2012) François Morin,“Dos ríos” (2008) Andrés Beeuwsaertなどの南米系ジャズフュージョンの名作群を想い起こします。
 全編通じて、とてもしなやかなブラジル・ミナス的なフォルクローレ色の混ざり合うジャズ。
 素晴らしい楽曲、演奏揃い。
 名作です。




posted by H.A.