“Vento Sul” (2017) Luis Leite
Luis Leite (guitar)
Erika Ribeiro (piano) Fred Ferreira (guitar) Marcelo Caldi (acordion) Ivo Senra (Fender Rhodes) Peter Herbert (bass) Diego Zangado, Felipe Continentino (drums) Luis Ribeiro (percussion)
Wolfgang Puschnig (flute) Giuliano Rosas (clarinette) Sergio Krakowski (adufo) Elisa Monteiro (viola) Márcio Sanchez (violin,viola) Tatiana Parra, Lívia Nestrovski (voice)

 Vento Sul [CD]Luis Leite

 ブラジルのギタリストLuis Leiteのブラジリアンジャズフュージョン。
 Andre Mehmari系の知る人ぞ知る名作“Naissance” (2012) François Morin、あるいはアルゼンチンのQuique Sinesi諸作を想い起こすアルバム。
 リオデジャネイロの若手なのだと思いますが、ミナス的であり、フォルクローレ的な優しく繊細なサウンド。
 Tatiana Parraの参加が目を引き、確かにそんな表情もありますが、彼女の諸作よりももっと穏やかでポップなテイスト。
 ピアノとギターの美しいDuoで始まり、Tatiana Parraのテクニカルなスキャット、この種の音楽の定番クラリネット、アコーディオン、さらにはストリングスとの絡み合い、などなど。
 女性ピアニストErika Ribeiro も、Andre Mehmariのエキセントリックな部分を削ってヨーロピアンジャズのテイストを混ぜたような素晴らしいピアノ。
 速いテンポになるとあの一時期のPat Methenyのようなヒタヒタと迫ってくるようなビート。
 さらにはあの?Wolfgang Puschnig?のフルートを交えたコンテンポラリージャズカルテット、などなど。
 全曲違った編成、ムードも異なるのですが、なぜか一貫した質感。
 リーダーが派手にギターを弾きまくるわけではありませんが、素晴らしいバランスのサウンド。
 全曲オリジナル曲、少々哀し気なような懐かし気なような、それでいて前向きな、サウダージな表情のメロディ揃い。
 最後は弦が奏でるとても切ない音の流れで幕・・・
 近年の南米ジャズ系音楽のカッコいい所が詰まったような傑作。
 “Naissance” (2012) François Morin、あるいはAndre MehmariCarlos Aguirre諸作に並ぶような・・・は大袈裟でしょうか?
 こういうのがあるから、ブラジル~南米音楽探しはやめられまへん。




posted by H.A.