“Showtime” (1977) Ry Cooder
Ry Cooder (guitars, voice)
Jesse Ponce (bajo sexton) Flaco Jiménez (Accordion) Henry Ojeda (bass) Isaac Garcia (drums)
Frank Villareal (alto sax) Terry Evans, Eldrige King, Bobby King (voice)
Ry Cooder、大名作の二作“Chicken Skin Music”(1976)と“Jazz” (1978)の間のライブ録音。
“Paradise and Lunch” (1974)、“Chicken Skin Music” (1976)的な音と、それまでのアルバムをミックスしたような、テックス・メックスとサザンロックが交錯するステージ。
カントリーとソウルとブルースとニューオリンズファンクとメキシコ音楽、その他諸々がフュージョンする音。
ライブということもあり、“Paradise and Lunch” (1974)のように、神がかった感じでいろんな楽器、何本ものギターが複雑に絡み合う感じではないのですが、その分シンプルでスッキリ。
ギタートリオとボーカル、コーラスを中心として、アコーディオンやサックスその他が加わるシンプルな音作りは、諸作とはまた別種の優雅でのどかな音。
まわりになーんにもないハイウエイにポツンとあるバーで、ワイワイやってるようなお気楽で楽し気な空気感。
ちょっと前のアメリカ映画によく出てきた雰囲気ですねえ。
元気で、明るくて、楽し気で、ゆるくて、少々の哀感。
こりゃ気持ちいいや。
posted by H.A.