“Showtime” (1977) Ry Cooder
Ry Cooder (guitars, voice)
Jesse Ponce (bajo sexton) Flaco Jiménez (Accordion) Henry Ojeda (bass) Isaac Garcia (drums)
Frank Villareal (alto sax) Terry Evans, Eldrige King, Bobby King (voice)

ショー・タイム(ライヴ)<紙ジャケット仕様>
ライ・クーダー
WARNER MUSIC JAPAN(WP)(M)
2007-08-08


 Ry Cooder、大名作の二作“Chicken Skin Music”(1976)と“Jazz” (1978)の間のライブ録音。
 “Paradise and Lunch” (1974)、“Chicken Skin Music” (1976)的な音と、それまでのアルバムをミックスしたような、テックス・メックスとサザンロックが交錯するステージ。
 カントリーとソウルとブルースとニューオリンズファンクとメキシコ音楽、その他諸々がフュージョンする音。
 ライブということもあり、“Paradise and Lunch” (1974)のように、神がかった感じでいろんな楽器、何本ものギターが複雑に絡み合う感じではないのですが、その分シンプルでスッキリ。
 ギタートリオとボーカル、コーラスを中心として、アコーディオンやサックスその他が加わるシンプルな音作りは、諸作とはまた別種の優雅でのどかな音。
 まわりになーんにもないハイウエイにポツンとあるバーで、ワイワイやってるようなお気楽で楽し気な空気感。
 ちょっと前のアメリカ映画によく出てきた雰囲気ですねえ。
 元気で、明るくて、楽し気で、ゆるくて、少々の哀感。
 こりゃ気持ちいいや。




posted by H.A.