“Poems” (1991) Lars Danielsson
Lars Danielsson (bass)
Bobo Stenson (piano) Jon Christensen (drums)
David Liebman (soprano saxophone)
この前、“Time Unit” (1984)のようなフュージョン的な作品もいくつかあるようですが、このバンドではあくまでアコースティックなヨーロピアンなコンテンポラリージャズ。
この期のパートナーはBobo Stenson、さらにDave Liebman。
ドラムのJon Christensenを含めてスーパーな人たち、ECMな人たちによるいかにもそれらしい音。
リーダー自身はなぜかECMとほとんど縁がない人なのですが・・・
リーダー自身はなぜかECMとほとんど縁がない人なのですが・・・
アメリカンのDave Liebmanもソプラノサックスに徹してヨーロッパっぽいムードが漂っています。
後の激甘なメロディはまだなく、半数がDave Liebmanの楽曲。
オーソドックスかどうかはさておき、近作などと比べてジャズの香りが強いのは、そのせいもあるのでしょう。
オーソドックスかどうかはさておき、近作などと比べてジャズの香りが強いのは、そのせいもあるのでしょう。
“Shimri” (1976) Arild Andersen、“Silent Feet” (1977) Eberhard Weber、“Motility” (1977) Steve Kuhnあたり、ECM1970年代ヨーロピアンジャズフュージョン諸作に近いムード。
少々悲し気な面持ちの楽曲と、しなやかなグルーヴ、透明度の高いクラシック色も強いピアノとソプラノのサックスの組み合わせ。
フリーな演奏、実験的な作品もシレっとできてしまいそうな面々ですが、冒険がない分、安心して聞けます。
いかにもなヨーロピアンジャズ、アバンギャルドではない、上品な系。
このスーパーなメンツ、もちろん名演です。
いかにもなヨーロピアンジャズ、アバンギャルドではない、上品な系。
このスーパーなメンツ、もちろん名演です。
posted by H.A.