“Equilibria” (2005) Sabrina Malheiros
Sabrina Malheiros (Vocals)
Zé Carlos Santos, Jean-Paul "Bluey" Maunick (Guitar) Kiko Continentino (Piano, Electric Piano, Organ) Alex Malheiros (Bass, Guitar, Keyboard, Backing Vocals) Chico Batera (Drums, Percussion) and others
ブラジルのボーカリストSabrina Malheirosのデビュー作。
あのブラジリアンフュージョンバンドAzymuthのベーシストの娘さん。
ボイスは、ウイスパー系ではない透明度の高い可憐系。
お父上も参加してAzymuthサウンドか?と思いきや、少々空気感は異なります。
エレピよりもギターが前面に出ることもあるのですが、ビート感が少々堅め、懐かしい感じのフュージョンサウンドと現代的なクラブ系ボッサがフュージョンした音。
クレジットを見てみると、レーベルはイギリスのFar Out Recordings、プロデューサーはあのIncognitoのJean-Paul 'Bluey' Maunickのお子さんDaniel Maunick。
なるほど・・・な1980~90年代ブリティッシュファンク~フュージョンな感じも混ざった音。
メンバーはブラジル系中心で、ビートはボサノバ中心ですが、ブラジルなのかイギリスなのかイタリアなのかよくわかりません。
とにもかくにもオシャレでスタイリッシュ、カッチリした感じのビート感強めのボサノバサウンド。
ちょっと前のクラブあたりで流行ったような感じがありあり。
さらにいかにも"Bluey"なギター(もちろん本人)のカッティングと、最近あまり効かなくなった感じのシンセの響きが要所にフィーチャーされます。
そんなポップでオシャレな感じ。
楽曲は本人に加えて、父上Alex Malheiros、Daniel Maunickなどのオリジナル曲中心。
これまた都会的で洗練されたオシャレな感じの楽曲が揃っています。
さすがの完成度とポピュラリティ。
ときおりの少々のデジタル臭はご愛敬。
クールでキャッチーなブラジリアンファンク~ポップス。
・・・最近はあまり聞かれなくなったサウンドではあるのかな?
posted by H.A.