“Sergio Santos” (2004) Sergio Santos
Sergio Santos (voice, guitar)
Andre Mehmari (piano) Rodlfo Stroeter (bass) Tutti Moreno (drums)
Marcos Suzano (percussion)
Teco Cardoso (flute, sax) Daniel D’Alcantara (trumpet) Nailor Azevedo (sax, clarinette) Sidnei Borgani (trombone) Leila Pinheiro, Francis Hime (voice)

Sergio Santos
Sergio Santos
Biscoito Fino Br
2004-12-01


 ブラジル、ミナス出身のシンガーソングライターSergio SantosのMPB作品。
 “Canteiro” (2010, 2011) André Mehmari に参加し、“Triz” (2012) André Mehmari, Chico Pinheiro, Sérgio Santosで同世代の面々と素晴らしい作品を作った人。
 本作も“Áfrico” (2002)と同じくAndré Mehmariに加えて、あのJoyceのバンドとの共演。
 が、アルバムのイメージは全く異なります。
 アフリカンな色合いは封印して、洗練されたMPB。
 Milton Nascimentoを現代的にもっと優しくした感じ。
 バンドはしなやかなブラジリアンビートとぶっ飛んだジャズ?ピアノ。
 メンバーから想像される通りの洗練されたジャジーなMPB。
 さらに要所で管楽器、そのお洒落なアンサンブルも加わり、とてもカラフルな構成。
 っても決して派手ではなく、ナチュラルで上品、穏やかな音は、このメンバー界隈のいつもの音、その極めて洗練されている系。
 全曲オリジナル曲、穏やかでスムースなメロディラインに、この人にしては珍しく?ほとんどがサンバ、ボッサのリズム。
 楽しげだったり、センチメンタルだったり。
 フォルクローレな色合いはあまり強くはないのですが、現代の南米音楽的な優しくて穏やかな空気感はが常に流れています。
 主役はブラジル音楽の定番、優しげなボイスと軽やかなギター。
 控え目だけど手練れたバンド。
 後ろの方でさりげなくコロコロと転がるピアノの音が心地よく響きます。
 なお、André Mehmari は名作“Lachrimae” (2003)、“Piano e Voz” (2004)の制作と近い時期。
 本作ではあまり派手に主張はしていないものの、タダモノではない感が漂うピアノ。
 この人が入ると何でも名作になってしまいますねえ。
 とてもさりげないのだけども、抜群の洗練、完成度のカッコいいMPB、ナチュラル系。




posted by H.A.