“Libertango: The Music of Astor Piazzolla” (1999) Gary Burton
Gary Burton (Vibraphone)
Marcelo Nisinman (bandoneon) Pablo Ziegler, Nicolas Ledesma (piano) Horacio Malvicino (guitar) Héctor Console (contrabass) Fernando Suarez-Paz (violin)
 
Libertango: Music of Astor Piazzolla
Gary Burton
Concord Records
2000-04-04
ゲイリー バートン

 Gary Burton、“Astor Piazzolla Reunion: A Tango Excursion” (1996)に続くAstor Piazzollaトリビュート。
 本作も名作“Tango: Zero Hour” (1986) Astor Piazzollaのメンバー+ビブラフォン。
 前作と同じ質感の軽めで華やかなタンゴ。
 Astor Piazzollaバンドと空気感は全く異なりますが、ジャズ、フュージョンっぽいわけでなく、あくまでタンゴ。
 もちろん、Gary Burton的な洗練され華やかな現代的な音。
 フュージョンはさておいても、もっとジャズっぽくアレンジしてもよさそうな感がありますが、それだとPiazzollaキンテートの面々の力量が生きないし、神様Piazzollaへの冒涜になるのでしょうかね?
 “Libertango”で幕を開け、”ブエノスアイレスの冬”に続き、”Escualo”、”Milonga del Angel”などを経て、”Adios Nonino”で締める構成。
 前作よりもこちらの方が人気曲のオンパレードでしょうか。
 あざとい、っちゃあそうだけど、著名な名曲を選んで、いい感じに並べようとすると、確かにこんな感じになりそうですよね。何も異論はございません。
 本作、加えて前作を聞けば、Astor Piazzollaの人気曲を概ね聞けてしまうといえばそうでしょう。
 Piazzolla特有のキツさ、深刻さもこのバンドではマイルド。
 私的にはAstor Piazzollaオリジナルの冷たく沈んでいく感じの方が好みですが、こちらの方が気に入る人がいても全く不思議ではありません。
 もちろんオリジナルとは質感は異なれど、一部の隙も無い演奏力、名曲、名演揃い。
 Piazzolla入門編としていける、たぶん。
 ジャケットも最高。
 



posted by H.A.