“Live in Japan” (Jul.11,22.1966) John Coltrane
John Coltrane (soprano, alto, tenor saxophones, bass clarinet, percussion)
Alice Coltrane (piano) Jimmy Garrison (bass) Rashied Ali (drums)
Pharoah Sanders (alto, tenor saxophones, bass clarinet, percussion)
 
Live in Japan
John Coltrane
Grp Records
1991-05-14


 John Coltrane、フリージャズ期、新メンバーでの日本公演、ライブアルバム。
 近い時期の “Live at the Village Vanguard Again!” (May.28.1966)に近いムード、激しい演奏ですが、極端なフリーでもなく、“Kulu Sé Mama” (Jun.10.16,Oct.14.1965)、“Meditations” (Nov.23, 1965)などのように、沈痛この上ない感じではありません。
 また、 “Afro Blue”、”Crescent”、”My Favorite Things”と人気曲が並びます。
 が、どれもが数十分を超える極端に長尺な演奏。
 テーマ一発、凄まじい演奏、凄まじいまでのエネルギーの放出がひたすら続きます。
 Pharoah Sandersの絶叫、それに合わせるかのようなColtraneの絶叫、どこまで続くのか全く読めないインプロビゼーション。
 あの名バラード” Crescent”までもが、激烈で長尺(54分!)、絶叫を交えた演奏。
 どこまでも、どこまでも、どこまでも続いていきそうなインプロビゼーション。
 それを延々と続ける体力、精神力の凄まじさ。
 そんな中でも“Live at the Village Vanguard Again!”では前面に出ていなかったAlice Coltraneのピアノがたっぷり、いい感じで響いています。
 McCoy Tynerよりも軽い感じの疾走ピアノ。
 激しい音の流れの中のオアシス。
 また、ルバートでの美しいスローバラード"Peace on Earth"もあります。
 が、再び激しいエネルギーを放出する激烈な世界へ・・・
 サウナの中で長距離を全力疾走するイメージの音。
 一曲だけでこちらがヘロヘロ、心してかからないと・・・
 これが出来るのはJohn Coltraneだけなのでしょう。

 


 posted by H.A.