“If Ever...” (1994) Dori Caymmi
Dori Caymmi (Vocals, Guitar)
Billy Childs (Piano) Abraham Laboriel, Sr. (Bass) Michael Shapiro, Claudio Slon (Drums) Paulinho Da Costa (Percussion) Gregg Karukas (Latin American Rhythm) Toots Thielemans (Harmonica) Scott Mayo (Alto Sax) Pedro Eustache (Flute) Kevyn Lettau (Vocals) Vivian Da Costa Manso, Kleber Jorge (Background Vocal)
and Strings
 
If Ever
Dori Caymmi
Warner Bros / Wea
1995-01-13
ドリ カイミ

 Dori Caymmi、“Kicking Cans” (1993)に続くフュージョン作品。
 “Brazilian Serenata” (1991)あわせて三部作なのかどうかはわかりませんが、どれも同質、同レベルの素敵なブラジリアンフュージョン。
 三作ともにレーベルがQuincy Jones のQwest、原盤の制作がどうなっていたのかはわかりませんが、いかにもそんな感じの洗練された音。
 この時期のQuincy Jonesがフラジル系を作ると、大ヒット連発のアメリカンな曲とはちょっと違った色合いの浮遊感の強い音。
 "Back on The Block" (1988-1989)に収録されたSarah Vaughan,Take 6 が歌ったIvan Lins曲”Setembro” なんて最高でしたが、三作揃ってそれに近い音なのかもしれません。
 メンバーが豪華なのは“Kicking Cans”ですが、本作も“Brazilian Serenata” (1991)もどれも甲乙つけ難し。
 曲で選べっても・・・これもまた困難。
 ちょっとだけセンチメンタルなメロディと、柔らかなグルーヴ。
 柔らかなギターに柔らかなボイス。
 全部合わせてとれも洗練された郷愁感、そして強烈な浮遊感。
 強いて言うなら本作が一番軽め、ナチュラルで緩い感じ、穏やかな感じかもしれません。
 ま、いずれ劣らぬ名作です。

 


posted by H.A.