“New Thing at Newport” (Jul.2,1965) John Coltrane, Archie Shepp
John Coltrane (soprano, tenor saxophone)
McCoy Tyner (piano) Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums)
Archie Shepp (tenor saxophone)
Bobby Hutcherson (vibes) Barre Phillips (double bass) Joe Chambers (drums)
 
ニュー・シング・アット・ニューポート (紙ジャケット仕様)
ジョン・コルトレーン&アーチー・シェップ
ユニバーサル ミュージック クラシック



 John Coltrane、Archie Sheppそれぞれのステージのカップリング。
 “Ascension” (Jun.1965)と“Sun Ship” (Aug.1965)、“Kulu Sé Mama” (Jun.Oct.1965)の間、すでに激烈フリーを始めていますが、このライブはまだその手前に戻って激烈モードジャズ。
 CDでは“My Favorite Things”が収録され、二年前の“Selflessness” (Jul.1963.Oct.1965) のバージョンにも近いムード。
 同アルバムのOct,1965のライブではすでに激烈フリーな場面が登場していますので、本当の転機はここから二~三カ月だったのでしょう。
 お蔵に入った“Sun Ship” (Aug.1965), “First Meditations” (Sep.2.1965) までは、激烈ながら普通のモードジャズですが、続く同月末の録音の“Live in Seattle” (Sep.30.1965)でPharoah Sandersが参加してから本格的に絶叫の色合いが強くなった感じでしょうか。
 グラデーションをつけながら徐々に激しくなってきたサウンドが“A Love Supreme” (Dec.1964)で一定の決着を見て、さらに激しさを増していく途上での演奏。
 “One Down, One Up”と全二曲、過渡期の激しく長尺な演奏です。

 Archie SheppのステージはEric Dolphy“Out To Lunch” (1964) っぽい離散系フリージャズ、あるいは新主流派系フリージャズ。
 Bobby Hutcherson、Joe Chambersのメンバーの色合いも大きいのでしょう。
 もちろんクールといった感じではなく、ど熱いArchie Sheppの激烈ブロー。
 この期の音楽としてはColtraneよりもぶっ飛んでいるように思いますが、サックスはColtraneの方がぶっ飛んでいるように思います。
 だからArchie Sheppではなく、Pharoah Sandersを相方に選んだのでしょうかね?
 などなど考えてしまう、過渡期の激しいジャズのワンショット。




posted by H.A.